西教寺
須弥壇上部正面側
●所在地:滋賀県大津市 ●所有者:西教寺
西教寺本堂は、享保十六年(1731)に起工が行われ元文四年(1739)に上棟している。桁行七間・梁間六間・向拝三間・出組・二軒の滋賀県有数の規模を持つ大型の本堂建築である。内部の荘厳は華麗を極め江戸中期の本堂建築の典型とも言える。須彌壇の上部には二手先斗栱が組まれている。各柱間に置かれた蟇股の意匠も多彩なものである。工事中に大工の出勤状況を記録した『出面板』や寄進者の名前や和歌が書かれたヘギ板など、貴重な資料が数多く発見された。
工事中は大津市指定有形文化財であったが、工事終了後昭和六十年には滋賀県の有形文化財に指定され、同六十一年には国の重要文化財に指定された。
工事中は大津市指定有形文化財であったが、工事終了後昭和六十年には滋賀県の有形文化財に指定され、同六十一年には国の重要文化財に指定された。
修理竣工年 昭和60年
施工者 木工事 棟梁 船越 音次/瓦工事 奥村 正和
施工者 木工事 棟梁 船越 音次/瓦工事 奥村 正和