白鳥公園茶室 清羽亭

●所在地:愛知県名古屋市 ●所有者:名古屋市

 

 

 

 

鳥庭園は、歴史性豊かな熱田の地に名古屋市によって計画された日本庭園である。世界デザイン博覧会の会場の一部としても使用された。(株)環境事業計画研究所長吉村元男氏の設計であり、木曽川に見立てられた大川と州を主景としている。本亭は庭園の主建築となるもので、川のほとりに位置し、主棟と二つの茶室と離れ屋(立礼席)によって構成されている。茶室を含む主棟は尾張大工と京大工の共同により完成された。

棟の広間は、主室十畳・次の間十一畳の南側に入側を設ける。主室は台目三畳敷きの九尺床から床脇、上段へと連なる既成の型にとらわれないおおらかで伸びやかな床構えを組み立てている。次の間にも床を配するが、主室との間仕切りの襖を撤去して二十一畳の上段付き広間として使うこともできる。広間の北東の茶室は川へのり出すように連なり、開放的でくつろいだ雰囲気を醸成している。もう一方には、侘茶の伝統ゆたかな名古屋という土地柄を配慮して、侘の茶趣濃厚な小間が建てられた。離れ屋の立礼席には、広々とした濡縁が廻らされていて、月明の折など広縁に出て風流な趣向を楽しむことができる。これらは、庭と建物が深く咬み合うよう配置され庭屋一如にして、軽快で変化に富む姿に整えられている。

 

竣工年 平成2年

施工者 株式会社 渡邉工務店

(協力)株式会社 安井杢工務店

 

 

 

 

白鳥庭園(清羽亭)俯瞰

 

 

 

 

 

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